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主郭
主郭はやや狭い。 
 武路城史

歴史・城主等の伝承は伝わらないが、北西約1.5kmに位置する八百里城の支城の可能性が指摘されている。畑荘を支配する畑氏が東の守りの要として築いたのではないだろうか。



武路城の縄張り 
 

標高300m、比高70mの山上に武路城は築かれている。
最高所を削平して主郭とし、さらに北側に高さ約3mの櫓台状の高まりを設けている。
現在は周囲に雑木が茂っているので眺望があまり効かないが、武路城が機能していた頃は一定の伐採がされ畑荘を一望できたと考えられる。
南側及び西側の尾根は駐屯地として腰曲輪を造成しており、ともに端部を二重の堀切で遮断している。
堀切は現在でも深さと斜度を保っており、堀底から登り切るのは困難である。
主郭北東の尾根にも数段の腰曲輪を造成し端部は堀切を設けている。ただし、この堀切は東側の尾根に展開する腰曲輪への堀底道としての機能を併せ持っている。
東尾根の腰曲輪末端部も堀切で遮断しているが。南及び南西を遮断する堀切と対比すると遮断性が低く感じる。
東の尾根は山麓からの登城路、もしくは退避路として確保していた可能性も考えられるのではないだろうか。




 アクセス方法

舞鶴若狭道篠山口インター前から県道94号線を東に向かい、網掛の信号を左折し2.2km北上し右折し県道140号線に入る。140号線から県道301号線に入り、約5.2km直進し右折して県道305号線に入る。約800m南下すると大上西ノ山城の南端部へと到達するので、大上西ノ山城の北端部の堀切から北に尾根筋を歩いていくと到達します。
下部に登城口位置 地図記載

所在地 丹波篠山市今谷字武路
形式 山城
現状 山林
築城年代  不明
遺構  曲輪、櫓台、堀切
主な城主 畑氏か
見所 堀切
 おすすめ度 ★★
 登城道整備  なし
 主郭まで  登城口より25分
 登城難易度  3
 駐車場 なし 
訪城日 2016年1月1日

おすすめ度はが多いほど見ごたえがあり、最高★★★★★まで
登城難易度は数値が多いほど城へ到達する距離、
時間、困難さを示します
数値1~5
上記各種データの説明はコチラをクリック→
上記 データの 説明      

櫓台状の高まり
往時は荘内が見渡せたであろう。

南尾根の腰曲輪
 数段の腰曲輪が認められる。
 
東尾根の腰曲輪 
兵の駐屯地であろう。

 
東尾根の堀切
南尾根や南西尾根より遮断性が
低く感じられる。

武路城登城口の位置