寺前城主郭
土塁と郭で守り南と西に虎口を開く
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城主や歴史等は一切伝えられていないが、保存状態の良い二城連結城の遺構が残る
寺前城は隣接する村雨城と同じく、甲賀特有の二城連結城館のより進歩したほぼ最終型とも言ってよい城郭である。主郭は東側大田池沿いを除き土塁で囲み、敵の進入経路をより複雑に折り曲げ
谷を隔てて村雨城と連結している。
この城の注目すべき所は主郭まで到達するまでの進入経路の複雑さと、より防衛に意識した縄張りである。
現在城址には案内板もあり国史跡として整備されている
寺前城へは県道49合号線の新治交差点より広域農道に入り北上する。新名神高速を超えると
右手に右折する道があるのでそちらに入ると右手の丘の麓に村雨城案内柱がある。
村雨城内を通り大谷池沿いに北に向かい寺前城に向かうとができ、二城同日訪問が容易である。
ページ下部に登城口位置マップ添付
所在地 |
滋賀県甲賀市甲南町新治 |
形式 |
丘城 |
現状 |
山林 |
築城年代 |
戦国期 |
遺構 |
空堀、土塁、郭、虎口他 |
主な城主 |
不明 |
見所 |
虎口、土塁 |
おすすめ度 |
★★★ |
登城道整備 |
有り |
主郭まで |
登城口より10分 |
登城難易度 |
2 |
駐車場 |
なし |
訪城日 2008年11月22日 |
おすすめ度は★が多いほど見ごたえがあり、最高★★★★★まで
登城難易度は数値が多いほど城へ到達する距離、
時間、困難さを示します。数値1~5
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