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森上城主郭
 
 森上・今西城史

築城年代は定かではないが、付近の山城同様にかなり古い時期より当地に城が築かれていたものと思われる。
後に森本景久により改修された。戦国期には能勢小十郎が居城し1549年塩川国満が能勢領に侵攻し森上、今西を舞台に戦いを繰り広げ塩川勢を撃退した。
1579年能勢頼道を謀殺した塩川国満と織田信澄の連合軍に攻め込まれ、能勢氏の本城である丸山城と共に攻め落とされた。



 森上・今西城の縄張り


現在の西中学校一帯が当時平時の居館であったと思われ西中学校裏には空堀と土塁が残る。
その詰城となる森上、今西城は岐尼小学校裏の山上が城跡となる。
森上城と今西城は稜線で繋がっており今西城は三方を掘切で防御した基本的には単郭の城であり
森上城とは出城または出郭のような関係であったのではないかと推測される。
森上城は土塁で囲んだ主郭とその東西に郭を配し南側に出郭、西側を大堀切で守っている。
森上城側の堀切土塁上には大小様々な小石が散在しており断定はできないが、
あるいは戦時に軍用石として用いたのではないだろうかと思われた。
城跡は深い堀切や郭跡も明瞭に残っており戦国期の山城遺構を楽しむことが出来る。


 アクセス方法

明瞭な登城道は無く少林寺や元・岐尼小学校裏のセメント道脇の谷筋を直登する。
ページ下部に登城口位置マップ添付
 

所在地 大阪府豊能郡能勢町今西
形式 山城
現状 山林
築城年代  戦国期
遺構  郭、土塁、堀切、虎口等
主な城主 能勢氏
見所 堀切、虎口
 おすすめ度 ★★★
 登城道整備  なし
 主郭まで  登城口より20分
 登城難易度  3
 駐車場 なし

おすすめ度はが多いほど見ごたえがあり、最高★★★★★まで
登城難易度は数値が多いほど城へ到達する距離、
時間、困難さを示します
数値1~5
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上記 データの 説明      

森上城主郭内の石列
 

森上城主郭土塁
 

森上城主郭虎口
 
 
森上城主郭東の郭
 
 
森上城堀切上の石類
 
 
森上城大堀切
 

両城間の自然地形
 
 
今西城主郭
 
 
今西城堀切
 
西中学校裏の居館跡の空堀