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新宮城主郭
 
周囲を土塁で囲み北と東に虎口を開く
 新宮城史

甲南町新治の磯尾川沿の丘陵地に位置する。
新宮城は中世甲賀武士の組織、甲賀郡中惣の城の一つであり、服部氏の城と伝わる。
有事には総領家を中心とし同規模の武士団が連合し共闘したと思われる。




 新宮城の縄張り

新宮支城との二城連結の甲賀特有の城郭であるこの新宮城は、
丘上の主郭と麓にかけての段状郭で構成される、
主郭は30m四方で周囲を土塁で囲み
北と東に虎口を開き、空堀も使用し防御している。
麓にかけての段状郭には
進入路を屈折させた桝形虎口を使用し
敵の侵入を阻む構造を設けている。
この新宮城と谷を挟み隣合わせに存在する新宮支城も現在国史跡として整備されており、
比高も低い為、手軽に訪城することができる。




 アクセス方法

県道49号線新治の交差点を北に進み、
新名神高速の高架をくぐり更に北に直進すると
左手に山林が見え案内板が設置されているので
そこより登城する。
ページ下部に登城口位置マップ添付

所在地 滋賀県甲賀市甲南町新治
形式 丘城
現状  山林
築城年代  室町時代
遺構  土塁、郭、等
主な城主 服部氏
見所 土塁、郭
 おすすめ度 ★★
 登城道整備  有り
 主郭まで  登城口より10分
 登城難易度  2
 駐車場 なし 
訪城日 2008年11月15日

おすすめ度はが多いほど見ごたえがあり、最高★★★★★まで
登城難易度は数値が多いほど城へ到達する距離、
時間、困難さを示します
数値1~5
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上記 データの 説明      

主郭周囲の土塁
 
主郭は甲賀特有の土塁囲みの方形郭である

主郭虎口
 
北と東に虎口が開く。
 
土橋
 
空堀には土橋が使用されていた

郭跡
 
麓に向けて段状に小郭が重ねられている

枡形虎口
 
侵入者の進路を屈折させている